【やさしく解説】LEDビジョンのマスク高さで変わる「映像の見やすさ」
【やさしく解説】LEDビジョンのマスク高さで変わる「映像の見やすさ」
◆ 目次
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コントラスト比ってなに?
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モジュールマスクとは?
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マスクの高さがコントラストに与える影響
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マスク高さの違いによる比較表
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最新の高コントラスト技術
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まとめ
1. コントラスト比ってなに?
「コントラスト比」とは、一番明るい白と一番暗い黒の差を数値化したものです。
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高いほど「黒がしっかり黒く」映り、映像がくっきり見える
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低いと「黒が白っぽく」なり、映像がぼんやり見える
屋外では太陽光の影響で黒が浮いてしまいやすいため、コントラスト比の確保が非常に重要です。
2. モジュールマスクとは?
LEDモジュールの中で、LED素子のまわりを囲っている黒いフレームのような部分が「モジュールマスク」です。
その役割は?
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光の拡散や反射を防ぐ
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外光の入り込みを抑える
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結果として黒の表現力=コントラスト比を高める
3. マスクの高さがコントラストに与える影響
マスクが高くなるほど、LED以外の部分が見えにくくなり、外光の反射を防止できます。その結果、黒が沈み、映像全体が引き締まって見えます。
4. マスク高さの違いによる比較表
項目 | 低マスク(〜1mm) | 標準マスク(1.5〜2mm) | 高マスク(2.5mm〜) |
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コントラスト比 | 約2,500〜3,000:1 | 約4,000〜5,000:1 | 約6,000〜10,000:1 |
外光反射抑制 | 弱い | 普通 | 非常に強い |
視認性(昼間) | やや低い | 十分 | 非常に良い |
黒の沈み込み | 浅く、白浮きしやすい | 標準的な黒 | 黒が深く引き締まる |
視野角 | 広い(光が回り込む) | 標準 | やや狭くなる傾向 |
用途例 | 屋内/仮設 | 一般的な屋外広告 | 屋外高輝度広告/映像演出用途 |